阪神タイガースの人気の秘密・関西ファンの心をつかむ球団。

阪神タイガースは、日本のプロ野球球団で、セントラル・リーグ(セ・リーグ)に所属しています。

本拠地は兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場で、前身の大阪タイガースも含めると80年の歴史があります。

日本球界に現存する中で、 日本に現存するプロ野球12球団の中で最も古い球団の一つです。

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会社名:株式会社阪神タイガース

創設年度:1935年

本拠地:阪神甲子園球場

株式会社阪神タイガースは阪神電鉄の子会社であり、さらに阪急阪神ホールディングスという売上高8,000億円の巨大コングロマリッドの一部。

単体では売上高200億円、純利益で10億円を毎年積み上げており、利益剰余金は100億円もあるんです!

DeNAがTBSからベイスターズを買収した際の金額が65億円なので、その気になれば他球団も買収できてしまうほどの内部留保が存在しています。

阪神タイガースは球界ではソフトバンクホークス、読売ジャイアンツに次いで第三位の約34億円の年俸総額を選手たちに支払っています。

かれど助っ人外国人や高額なFA選手が機能しない…といった補強下手な印象もあるのが事実。

阪神タイガース・球団名の移り変わり

⒈大阪タイガース(1935年〜1940年9月24日)

⒉阪神軍(1940年9月25日〜1944年)

⒊大阪タイガース(1946年〜1960年)

⒋阪神タイガース(1961年〜現在)

阪神タイガース・獲得タイトル

日本一:1回

リーグ優勝:9回

リーグ優勝は2005年以来、日本一に至っては1985年に唯一達成した程度の戦力的にはあまり強くない球団なのに、どうしてこれほど人気があるのでしょうか。

2019年の観客動員数をみると、宿敵・読売ジャイアンツを抑えて阪神タイガースがトップとなっており、一試合平均43,000人を超えるファンが球場に詰めかけていることになります。

甲子園の収容数は約47,000人であり、他球団主催試合や地方球場での開催を加味すれば、連日満員に近い状況で試合が行なわれていることになります。

関西に限らず日本全国では阪神ファンが最大勢力を占めているわけです。

阪神タイガース・球団マスコット

マスコットはトラッキー(1985年〜現在)、ラッキー(1994年〜現在)、キー太(2011年〜現在)。

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関西らしく、他の球団とは一味違うノリがあるマスコットキャラクターの3人です。

⒈トラッキー

トラッキーのモチーフとされているのは、タイガースからきている虎。名前の由来も「トラ」と「ラッキー」の語呂を合わせて命名されました。

背番号は「1985」になっています。

阪神タイガースの親会社である阪神電気鉄道及びその関連企業のマスコットとしても登場することがあり、阪神バスではラッピングバスや、関連会社の山陽自動車運送では貨物輸送を「タイガー便」と名づけ、ペットマークにトラッキーを使用しています。

トラッキーはモノマネも得意で、選手のバッティングフォームを真似したり、アントニオ猪木をモノマネしたりと、関西マスコットとして笑いも他の球団に負けてはいません。

好きな食べ物は特上カルビで、好きな言葉は『熱くなれ!』

⒉ラッキー

トラッキーとラッキーの関係は元々は兄妹でしたが、1990年代後半あたりから兄妹からガールフレンドへと設定が変わっていきました。

ラッキーは激しく元気よく動き回るトラッキーとは対照的におとなしく、かわいらしく動き回りますが、しばしばトラッキーにツッコミを入れることも。

ラッキーは阪神タイガースではアイドル的存在で、阪神のチアリーダーと一緒に踊ったりしています。女の子なので、帽子やスカートはピンク色で可愛らしい!

⒊キー太

トラッキー、ラッキーと共に2011年から活躍しており、ラッキーとは姉弟でもあります。

特徴はやんちゃで無邪気。見た目も帽子を逆さまに被っているのがキー太のやんちゃさを表しています。

キー太の名前の由来は、先輩マスコット、『トラッキー』『ラッキー』に由来する『キー』に、明るく元気な男の子を連想させる『太』を付けて『キー太』。

球団からは「勝利の鍵(キー)を握っているかも…」と、期待を寄せられているのです。

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関西マスコミや、近年はネットを中心に野球中継やネタをやり取りする関西のファンたちは、阪神タイガースを『プロ野球チーム』というよりは『近所の草野球チーム』くらいの親近感を持って接している様な感じがします。

例えば、上手く投げられなくなってしまった藤浪晋太郎選手を我が子のように心配し、もはや戦力としてカウントするのも微妙な鳥谷敬選手の登場を期待するのが、正しい阪神ファンの態度とも言えます。

阪神タイガースから退団した選手たちに対しても同様であり、退団後に広島カープで大活躍した新井貴浩選手に対しては「新井が悪い」とイジり倒したり、大金を叩いて外スラに対応できなかったロサリオ選手には定期的に補強ネタに登場していたり。

金本前監督が解説者としてやってくると視聴率が上がる1といった、期待外れに終わった人間たちに対しても口は悪いですが寛容度のある、まさに関西人のような接し方をしていると言えるでしょう。

関西の球団なだけに、様々な部分で関西人の心を掴んでいるのが阪神タイガース。

つい先日には北條史也選手が愛知県出身の一般女性と結婚したことを発表しました!球団のファンはきっと親の様にこの結婚の報告を喜んでいる事でしょう!